郊外へ行こう!-その2 コッツウォルズ-![]() |
コッツウォルズはロンドンから西へ200km、北はシェークスピアで有名なストラドフォード・アポン・エイボンから南はバースあたりまでの細長い丘陵地帯を指します。(この二つは通常別に考えられています。) 古英語で「羊小屋のある丘」という意味のこの地域ではこのページの背景のような蜂蜜色のライムストーン(石灰石)で作られた中世の家々が残り、それぞれが小さな村を作っていて、それぞれにすてきな見所があります。初めてこの地に足を踏み入れたとき、「ここに家を買ってくれる人となら誰とでも結婚していいや!!」とまで思ったくらいです。(へへへ) 前回手記を書いた97年初夏と98年春(といってもほとんど冬)に加えて、今回2000年の秋にも又この地を訪れました。 左の地図に赤丸をしているところが、最初の2回。ピンクの丸が今回訪れたところです。その他の所は時間がなくて車で通るだけでした。ピンクの丸の所は次のページに特集してあります。 そのときの懐かしい写真をみなさんにお見せしますね。お花のあふれるかわいらしい景色をご堪能あれ!! |
チェルトナムは国鉄も停まりますし、コッツウォルズの旅の出発点としては便利なところです。ここの町自体は「コッツウォルズらしい中世の町並み」というよりは、地方都市という感じで便利ですが、観光するものはあまりありません。ですが、適度に都会ですのでいろいろなものが手に入りやすいです。というわけで、湖水地方からコッツウォルズにやってきた私は、次の日の日に備えてここに宿を取りました。時は6月。イギリスがもっとも美しい季節です。このB&Bは、私がいろんなところに泊まった中でももっともお気に入りの一つになりました。
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ホテルの外観を書いたパンフレット。その通りのエントランスにうっとり。これこそすてきな英国です! |
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お部屋に案内された私がまずはじめにみたものはこの「ハリネズミくん」すべての部屋それぞれに違うマスコットがついていました。このわけは・・・・。 |
ゆったりとすてきなロビーでくつろぎながら次の日の計画を立てました。


朝B&Bのご主人におすすめの村を尋ねるとまずウィンチコムを勧めてくれました。ウィンチコムは日本から持っていったガイドブックなんかでみるとそんなに有名ではなかったけれど、興味を持っていってみるとコッツウォルズらしい美しい風景が広がりました。
朝早いと言うこともあって、人はあまりでておらず静かでしたが、蜂蜜色の町並みに「アンティーク」という看板が掛かった店が多く、早く開かないかなぁ・・・。と思いながら車を走らせます。
ちょっと町からそれると今度は美しい花に包まれた民家が見えました。一つ一つの家が本当に美しく花を飾っており、エントランスも昨日泊まったB&Bと同じくらい魅力的です。6月の英国は本当に素敵。このセンスを盗みたいけれど、ごちゃごちゃとした東京の生活では実現できそうもありません。ここは私にとっての夢の空間のようでした。
ウィンチコムには実はスードリ城というお城があります。あまり有名ではないので知らなかったのですが、入ってみるとけっこう大きく、混んでいました。ここはヘンリー8世の6番目のお后キャサリン・パーが住んだお城で、所々に歴史を語る蝋人形がおいてあってちょっと怖いです。特に前の女王が幽閉された部屋というのがもっとも不気味でした。
でもこのお城で見逃せないのは8つに分かれたすばらしい庭園でした!思えば私がイングリッシュガーデンに一番はじめに心奪われたのはここだったかも。

さてだいぶ時間がたってしまいましたが、次の見所有名なブロードウェイに向けて出発です。
その道の途中、ブロードカムデン(BROAD CAMPDEN)のあたりではこんな茅葺き屋根の家がみられます。後の旅行で知ったのですが、これらは国の歴史的遺産に指定されているそうです。よく見ると崩れてこないようにワイヤで補強されていました。
3. 本当に道が一本 BROADWAYブロードウエイはその名の通り、一本道の周りにホテルとかかわいいお店の密集するおみやげを買うには絶好のポイントです。かわいい小さな額縁やコッツウォルズの絵。手芸用品。チョコレートファッジの量り売りなどいくらみても見飽きません。テディ・ベアミュージアムもあるし、スコーンと紅茶のクリームティーもロンドンよりずっと安く食べられます。レースのコースター、果物のポプリ、WELCOMEと書いたドアプレート・・・全部今の私の家で活躍してくれているものたち・・・。あんまり楽しくて私は2度目に行ったバスツアーで時間に遅れてしまったことを白状します。
コッツウォルズは羊毛の町なのでウールが名物ですけど、ついでにコットンのセーターもたくさん売っていて、素敵なデザインのものが手に入ります。「少し肌寒いから買っちゃお」と、私は2枚も買ってしまいました。
上の写真はちょっと暗い感じがしますけど、本当はもっとにぎやかです。

アンティークのお店を観たかった私はどんどん道を上っていきました。といってもほかの村に比べて、この村は坂はほとんどないんですけど・・・。アンティークのお店は小物と言うよりはどちらかというと家具を扱っているところが多く、私のお目当てのものは見つからなかったのですが、ふと横を振り向くと家々の間に左のような映画の一場面のような静かな風景が広がっていました。
4. モリスの愛した KELMSCOTTさあ、6月の英国はなかなか日が暮れないのですが、それでもだんだん薄暗くなりかけ、人のいない小道を私がもっとも行きたかったコッツウォルズの町の一つ、ケルムスコットに向けてくる間を走らせます。だんだん道は細くなり道路の標識も「こっちの道はケルムスコットだけ」なんて書いてあったりします。一方通行でもないのに大変細い道で、途中にところどころすれ違い用に少し広いスペースが避難所のようにありました。
ケルムスコット・マナーはウィリアムモリスとその妻のジェインとの3人がすんだ場所といわれていて、部屋の中には当時を偲ばせるモリスのデザインやジェインの刺繍がみられる「そうです。」そうなんです、私中をみれなかったんです。ここは本当にたまにしかあいていなくて、4月から9月の毎週水曜日の11時から13時と、14時から15時しかみられないんです。私は6月の水曜日の17時30分頃たどり着いたんですね。一応裏に回って、ちょっとだけみようと思ったら、係員みたいな人に無情にも注意を受けました。「日本から何十時間もかけてここに来たくてやってきた。」とかいったけど、「もうおわりなんだよ。わかるね」という感じに流されてしまいました。
| ところで余談ですけど、ウィリアムモリスの妻ジェインはモリスの友人ロセッティの絵のモデルになった人で、その姿はテートギャラリーの有名な「プロセルピナ」にみられます。この三人の関係には謎が多いのですが、ロセッティはジェインを愛していたと言われています。でもロセッティにはきれいな奥さんがいて、この人はこれ又テートで有名な「オフィーリア」のモデルになった人です。この絵には水に浮かぶオフィーリアと芥子が描かれていますが、後に彼女は阿片中毒で死んでしまうのです。ちょっと暗示的ですね。 |
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5. 寂しい CIRENCESTERサイレンセスターはロンドンに帰る前にお茶をするために立ち寄ったところです。列車は通っていませんが、バスでコッツウォルズを回る際に拠点となる町です。まだ日は暮れていなかったけど、通りにあまり人はおらず寂しい雰囲気でした。英国がローマの植民地だった頃、ロンドンに次ぐ第2の都市として栄えた場所らしく、写真で見られるように昔の名残を残す建築物がみられます。ですが、今はひっそりしています。お茶を飲むためにパブにはいると、周りの人が日本人の私を珍しそうに眺めていました。
ひっそり。
BIBURY, BURFORD, BOURTON-ON-THE-WATER,STOW-ON-THE-WOLDは次のページ。