12月24日(水)ー27日(土)PARISクリスマスイブから27日まで3泊でPARISへ行って来ました。クリスマスのパリが見たかったのです。

日本からパリというと本当に遠く感じますが、ユーロスターに乗ればロンドンからパリに行くのはまるで東京から大阪へ行くような感じです。ドーバーを渡ったところで税関の人がパスポートを見にやって来ます。ロンドンの出発点であるWATERLOO駅のサンドイッチも長いパンに具を挟むパニーニでした。
1.PARISの風景
パリ北駅は、セピア色でした。外に出てみるとパリの街灯はすべてセピア色でそのため街がとてもロマンチックに見えます。日本の豆電球のような色です。建物はすべて高さが揃っており(日本と比べるとロンドンも低いビルばかりですが、パリはもっと揃っているのです。)すべてエレガントな建築方法でフェンス一つとっても流れるような模様があります。残念なのはロンドンより落書きが多くその美しさを損なっていること、犬が多いことです。駅からもう犬がいました。(私は犬好きですが、犬が色々なところにいるというのはどうも・・・)
クリスマスデコレーションの上で英国と大いに違うのはこちらのツリーは白いと言うことでした。街の木々も白くペイントされていて、エレガントな建物によく合っています。
シャンゼリゼのライトアップは殊に有名ですが、表参道がここ何年かまねをしています。あれは結構いい線行っていると思いました。近い物があります。シャンゼリゼは凱旋門から放射状に出ている道ですが、その終わりにコンコルド広場があり、ここにオベリスクと大きな観覧車があります。凱旋門からまっすぐ遠くを見るとライトアップした木々とこの観覧車が見えて本当にうっとりとしてしまいました。
クリスマスの日は閉まっているお店が多かったですがモンマルトルの丘とノートルダムに行きました。ノートルダムでは教会のミサに真剣に参加している人と観光客とでごった返しており、全員が見られるように大型テレビが設置されていました。神父さんが呼ぶと一人一人飴のような物をもらっていて口に入れてもらったり、手のひらで受け取っていました。
私はソルボンヌ大学のあるサンジェルマン地区の小さなホテルに滞在しました。この地区は文芸人の多く集まったという有名なカフェが多く行ってみたかったのです。
日本にも最近支店が出来ているLES DEUX MAGOT(BUNKAMURAにあります)とCAFE DE FLORE(表参道にあります)に行ってみました。パブが英国の文化の一部を担っているのならCAFEはフランスの文化の一部でしょう。人は気軽に入り、気長にギャルソンを待ち、本を読んだりおしゃべりをしたりするのです。驚いたのはカフェオレがおいしいこと。イギリスではコーヒーはカプチーノが人気がありますのでしばらく飲んでいなかったのですが、本当においしいのです。その他クロックムッシュ(ハムサンドにチーズをのせて焼いたもの)やクロックマダム(クロックムッシュに目玉焼きがのっているもの)もおいしいし、ケーキ類は特に美味しいようで私が特に気に入ったのはCAFE DE FLOREで食べたミルフィーユです。こってりと重みのあるクリームとさくさくとしたパイがあまりに美味しかったので2度も行ってしまいました。
2.MUSEUMS
以前パリを訪れた際にゆけなかったLOUVRE(ルーブル)とORANGERIE(オランジュリー)に行ってみました。LOUVREは説明するまでもない世界最大級の美術館ですが、非常に近代的で地下にはショッピングモールまであります。有名な絵を見ようと思ったら「こっちだよ」と言う看板が出ているので、目的地には着きやすいですが、ゆっくり見るには一日でも足りないし、疲れてしまうと思います。
ORANGERIEの方はMONET(モネ)の有名な睡蓮の部屋を見たくて行ったのですがその他にもMATISSEなどの素敵な絵が豊富で、私はこちらの方が好きです。MONETの部屋はこの睡蓮の絵を掛けるために作られた部屋で2部屋あり、各々円形で壁には一面に睡蓮の絵が描けてあり、幻想的な気分になります。MONETは自分の家の庭の池を見ながら一日の時間が変わる毎に移ろい行くその様子を何枚も何枚も描いたそうです。
その他近代的なPOMPIDAU CENTREにも行きましたが、ここは建物を見るだけでも面白いし(工事中なのかなと思わせるような変な建物)、中の展示もちょっと変わった物を扱っていたので楽しめました。今回はBRUCE NAUMANでした。
3.NIGHT LIFE
OPERA座にも行きたいと思いましたが今回は、前回の滞在で行って本当に面白かったMOULIN ROUGEとセーヌを下りながらディナーするBATEAUX MOUCHESに行きました。MOULIN ROUGEはモンマルトルの丘の近くにあって、赤い風車という意味です。いきなり最初からトップレスの女性が出てくるのですが、あんまりあっさり出てくるので「これも衣装」と納得してしまいます。ダンスもとても上手で、その他歌やお笑い、アクロバットなど2時間ほど息の付く間もなくショーが展開します。セクシーなロマンスをあまりにもあっけらかんと明るくやるのでこれも恋愛至上のパリの文化なのかなぁと妙に納得してしまいます。
BATEAUX MOUCHESはアコーディオンの調べに耳を傾けながら美味しい料理を食べ、窓からパリの風景を見るという贅沢さです。エッフェル塔やルーブル、ノートルダム、自由の女神もよく見えますし、様々な橋の下をくぐる度に橋の上の人が手を振ってくれたりします。

(どちらも船の窓越しに撮影)
4.FOODS
今回パリを訪れたもう一つの目的は牡蛎を食べることでした。私は牡蛎が食べ物の中で一番好きなので、「もういらない」と言う程沢山食べてみたかったのです。そんな私の望みはパリの西PORTE MAILLOTのOCEAN PARIS BARで叶いました。この界隈はシーフードのお店がいくつかみられたので、近くに市場があるのかもしれません。(でも近くはブローニュの森です。)
店の前には木箱が詰まれていてその前にオジサンが二人スタンバイしています。後でわかったのですがこの中には海老やら牡蛎が入っていてこのオジサンはせっせと牡蛎を開ける係りだったのです。「ムニュ シルヴプレ」と言ってメニューをもらったのはいいですが、どれが牡蛎なのかわかりません。英語の分かる店員さんに聞いてみると全部牡蛎だと言います。牡蛎の種類について、その人の説明を聞いてからどれにしようかしらと迷っていると、店の前のスタンバイオジサンの前につれていってくれて、いろんな種類の物を開けて見せてくれました。小さいの、丸いの、肉厚で大きいの、それ以外に蛤みたいなんだけど、ちょっと違う味の貝を私は注文しました。この貝は生まれて初めて食べましたがとても美味しかったです。牡蛎の美味しい物の順番は私見ですが小さいの、丸いの、大きいのの順でした。他のお客さん達はみんなワインを飲みながらこれでもかと牡蛎を食べています。いかにもムッシューという感じの50才くらいの紳士が一人で訪れ、新聞を読みながらワインと2人分くらいの牡蛎をぺろりとたいらげ、最後にロールケーキで締めているのを見てすごいなぁと思いました。私もこんなに沢山食べて「ああ幸せ。もうしばらくいらない。」と生まれて初めて思いました。
もう一つはクリスマスイブの夜、どこもここもしまっている時にホテルの近くで見つけたムール貝のお店LE'ONをご紹介します。ここは、一見日本のファミリーレストランのような店構えですが、ムール貝を使ったあらゆるメニューがありなかなかよかったです。サラダを頼むと野菜より沢山ムール貝がどさ〜〜っと入ってきて、温かい物ではエスカルゴの様な調理法でオーブンに入れたムール貝のバリエーションがあります。私はエスカルゴタイプよりサラダに入った、ぷりぷりのゆでた物の方がいいなと思いました。日本では考えられないですよね。
5.SHOPPING
ブランド品の買い物にはあまり興味がないので今回ものみの市CLIGNANCOURT(クリニャンクール)へ行ってみました。ここはどのガイドブックで見てもあまりいいことが書いていなかったので、あまり期待せずまあとりあえず行ってみようと言う感じだったのですが、掘り出し物に出会えました。それはリモージュのミニチュアのお皿と花瓶で二つで4千円くらいだったと思います。もう一つは膨大な数のアンティークキーホルダーを扱っているお店でPARISのSHELLの物を見つけることが出来ました。このお店にはいろんなブランドがおそらくおまけとして配っていたキーホルダーの種類がものすごく豊富なのです。車関係の物も多くたとえばミシュランのミイラ男など何種類もあるのです。CLIGNANCOURTの駅を降りてしばらくは観光客相手の店が多いのでもっと入っていって、日本語で呼び込みなどしていないところで買い物をするのがいいと思います。
英国への帰りはユーロスターのトラブルで駅で3時間も待たされ、しかもその間に「今日はもう動かない」とか「明日の切符はとれない」とか聞かされて、はらはらしましたが、何とか帰り着きました。東京、大阪みたいに簡単に行き来できるけど、トラブルが起こったときにはやっぱりそんなに簡単にすまないなぁと言うのが実感です。
短い滞在期間でしたが以前学生の頃行ったときとはまた違った物が目に入り、英国で暮らしているということでその文化の違いも心に残った旅行でした。やはり女性はパリの方がお洒落みたいでした。どちらがほっとするかというと私はロンドンの方ですが、パリはエレガントで素敵な街なので、機会を見つけてまた訪れたいです。なお、上の写真はレオス・カラックスの映画「ポン・ヌフの恋人」にも出てきた橋です。新しい橋と言う名前のこの橋ですが、現在はパリで一番古い橋になってしまったそうです。