9月11日土曜日 PORTBELLO,V/A
よく晴れた週末は蚤の市に限ります。PORTBELLOアンティークマーケットは地下鉄のNOTTING
HILL GATEから歩いて5分、映画 「ノッティングヒルの恋人」の舞台になった通りです。アーティストが沢山住んでいることもあり最近ロンドンでは大人気のエリアで、少しの間に地価が倍にあがったと聞きます。NOTTING
HILL周辺は少しごみごみしていますが、ちょっと歩くと自由が丘のようなHIGH
STREET KENSINGTONへも行くことが出来るので、散歩をするにはもってこいの場所といえるでしょう。
映画のせいもあってか、こころなしか前よりおしゃれな感じになった気がします。でもこの日は晴天でしたので、マーケットは昼頃になるとアメ横の様な大変な状態になっていました。(下の写真は看板など比較的大きなアンティークを売るお店です。)
「ノッティングヒルの恋人」ではヒュー・グラントが旅行関係の本屋のオーナー役ででていますが、ここにはガーデニングなどそういった専門書店がいろいろあるのです。私が好きなお店は料理本ばかりをあつかったBOOKS FOR COOKS。ここは本屋の奥に小さなレストランコーナーがあって、いつも大人気。黒板に書いたランチメニューにはいつもほとんど売り切れを示すバツがつけられています。本当にいろんな種類のクックブックがあり、付録のような小さい物から、コンランレストランのゴージャス物まで幅が広いです。その中の目玉はその年出たクックブックの中から、より抜きでおいしいメニューを紹介した、このお店オリジナルのONE YEAR AT BOOKS FOR COOKS(左)。年間3冊くらい刊行されます。値段は4ポンドくらいだし、イラストもかわいく、スープからデザートまでのっています。これは私のお薦め。
BOOKS FOR COOKS : 4 Blenheim
Crescent London W11 1NN, TEL:0171-221-1992
今回私が欲しいなと思っていたのは、左の対になったワンちゃんの置物です。いろんな種類があり、イギリスでは暖炉のようによくみかける物です。住んでいたときは欲しいと思わなかったのですが、日本に帰ってからやっぱり欲しかったと思い、買いにやってきました。いろんな種類があって本当に迷ったけど、私が選んだのはこいつら。あとは銀器のティー・ストレーナー(茶こし)。これも日本でいい感じのがなかったから、アンティークで。大人気のスージー・クーパーはあんまり人気がありすぎてロンドンでは品薄だし値段が高騰しているので、今回はリタイア。その他ソーイングセットなどを買いました。ポートベローは観光客向けになってきているとは言うけど、やっぱりおもしろい物はたくさんあります。次は何を買おうかな?
このページではいろいろな博物館をご紹介していますが、何回も行っているわりには一度も登場していないVICTORIA AND ALBERT MUSEUMを特集します。入場料は5ポンドくらいですが、5時すぎるとただになりますので、この日はそれを狙って見学です。この通称V&Aは工芸博物館として作られたもので、デザインやファッションに関する展示物が豊富です。
左の写真は2年前の物ですがこの時は「The Cutting Edge」という、イギリスのここ半世紀のファッション展をやっていて、ジャスパー・コンランのドレスや、ジミー・チュー、パトリック・コックスの靴なども展示されており、大盛況でした。
エントランスを入ると左手にデパートのようなミュージアム・ショップが、右手に彫刻の部屋があります。そこで目を引くのはやはりビクトリア女王とアルバート候のものです。(右:下から撮ったのでわかりにくいかも)この部屋は2階の鉄工芸ギャラリーからも見下ろせるのですが、大英博物館にいるときのような静かな気持ちになりますね。

女の子に人気があるのはやはり、DRESSのコーナーだと思います。ここは16世紀半ばから現代までのヨーロッパのファッションを展示してあります。ですから、昔の腰が張ったドレスから現代のマリ・クレールなどのデザインのドレスまであるのです。(左は靴の展示です。)
このドレスのコーナーはたびたび中身を入れ替えるのかもしれません。今回は見つけられなかったのですが、前回は右のISSEY MIYAKEのプリーツが展示されていました。私は自他共に認めるイギリスびいきなのですが、実は大好きなデザイナーNO.1はISSEY MIYAKEなので、とても感激しました。確かにイギリスではISSEYの評価が大変高く、私が着ている服をみて、どこで買ったのか尋ねられたりしたことも何度かありましたし、友人がISSEYの香水をつけていることもよくありました。
ドレスの他に私が好きな部屋は、体を斜めにしないと入れないような細い入り口の貴金属のコーナー、宝飾品のコーナー(スージークーパーなど)、そしてモリスの部屋です。
ウィリアム・モリスがデザインをした、まるまる一部屋が展示物になっているこの部屋はV&Aの奥の方、もと軽食堂「リフレッシュメント・ルーム」の3部屋のうちの一つです。とても優美なこの部屋にはいつまでもいたくなります。(*William Morrisの関連記事が「郊外に行こう!〜コッツウォルズ」のページにあります。)
カフェはこの部屋の隣にあって、又この部屋のデザインもいいんです。ステンドグラスには沢山ことわざが書いてありますが、これらは全て「食欲をそそる」内容だそうです。ここは昔から軽食堂だったそうですが「こんなところでお茶が飲めて幸せ」と言う気分になります。例によってカプチーノ、おいしいです。
見学にちょっと疲れたら息抜きに中庭に行くのもいいものです。噴水があり静かでとてもいい感じ。
その他、いつも必ずチェックする展示は「英国ギャラリー」で、ここには中世からビクトリア王朝までの華麗な美術品が納められており、英国好きにはたまりません。ヘンリー8世の文具箱のほか、ベッド、部屋などが展示されています。部屋そのものが展示品のようにぼこっとあるので、かなり面積が広く、ここだけでも結構疲れてしまいます。今回も楽しみに探したのですが、MILLENIUM PROJECTの一環でこのコーナーも模様替えをしていて入れませんでした。
そんなわけで、又一つチェックする場所が増えました。毎日観光するたびに次回の課題を残すのでロンドンに罠をかけられているような気がする今日この頃です。