4月22日水曜日 GARDEN TOUR (SISSINGHURST)


心待ちにしていた初めてのGARDEN TOURに参加した日は、珍しくとてもいい天気でした。私の参加したのはイギリスのGENTLE JOURNEYSという、郊外向けのガーデンツアーなどを主に企画している会社の日帰りプラン「GARDEN DAYS」。このツアーは有名な大きなガーデンとほとんどプライベートのような小さなガーデンの3つくらいを組み合わせて、小さなバスで見て回るもので、おばあちゃんがガイドをしてくれます。今回のメニューはケント州を中心に英国一の庭園と名高いSISSINGHURST(シシングハースト)と、その他におじいさんが一生懸命作っているGREAT COMP、それからチューダー式の建物と庭が美しいSTONACREでした。



最初についたのはGREAT COMPで、まず、なにを言っているのかわからないおじいちゃんの説明を聞きます。わかったのは「この中にある遺跡みたいな物もみんな私が作りました。」ということだけ。でもおもしろいのはこの庭は結構広いのですが、本当におじいさんの家みたいに手袋や作業中の道具が所々にほっぱらかしてあるのです。ここでまず1時間半くらいあるのでゆっくり見て、それからお茶を飲むエリアでスコーンと紅茶を持ってテラスへでます。他の参加者の方がテーブルに呼んでくれたので、みんなで楽しく花を見ながら憩いました。

こんなにゆっくりと時間があるツアーは初めてです。苗を売る以外に売店にはパンフレットがおいているくらいで、本当に庭を眺めるのが趣旨。参加者は庭師のおじいちゃんにいろいろ質問したりしています。おじいちゃんもみんなと一生懸命話そうとしていました。左の写真もおじいちゃんの建造物だと思います。


これは日時計。大きなガーデンにはよく見られる物。なかなかいい。

次はこの中では一番小さいSTONACREでした。一週間前のイースター休暇が大変寒かったものですから、大切に育てていたガーデンが大変被害を被ってしまったとのこと、ちょっと残念でした。ここは学校もやっているようで、見習いの青年達が一生懸命枝を刈っていました。
右の小屋の上はもう少ししたらバラの花で覆われます。いつかそんな景色をみられるのでしょうか?

さて、春を待ちこがれてようやくたどり着いたSISSINGHURSTです。私は、ここはすばらしい庭園と言うことでしか知らなかったのですが、すてきな歴史のあるところでした。大昔は荘園領主の邸宅があったこの土地も、1930年に作家で詩人のヴィタ・サックビル・ウエストによって購入され、夫とともに修復、ガーデンを作り上げ、創作に勤しんだというのです。それ故、入り口付近の建物には図書館、塔には彼女の仕事場があって見学することができます。こちらもなかなかおもしろかったです。この庭は大人気のようで時間のスタンプのついた整理券が配られるのです。でも中を見て本当に納得がいきました。これを見てしまったらガーデニングなんて始められません。あまりにも奥が深いのですもの。

左の写真がエントランスでこの建物の向かって右手に図書室があるのです。

エントランスの道はすぐこのタワーに通じています。

この2枚はタワーからの景色です。

赤いおうちはガーデナー達のプライベートエリア。

上の写真でも見られるように本当に雰囲気の違ったいろいろな庭が見られます。驚くことはこの庭はどこにも死角がないのです。たとえば生け垣の間の細い道の突き当たりには左の写真のように何か飾りがあったり、すべて計算し尽くされています。ちっとベンチがあるなと思ったらその上にもかわいらしいこけが生えているのです。

ゲートの上にも日時計があったりして、何も見落とせません。

 

なんてのんびりとしたすてきな日だったのでしょう。帰り際に売店で「THE GARDEN VISITOR'S NOTEBOOK」という、訪れたガーデンのことをメモしてゆく小さいノートを買いました。もっと長くイギリスにいられたら、ガーデンも見尽くしたい・・・。いつかきっとまたこようと思いながら、イギリスの美しい景色を心に焼き付けた一日でした。